海外送金サービスのTransferWiseをプチ検証してみた #5
海外留学中のお金の問題。僕はドイツに「JAPANネット銀行のVISAデビットカード」を持参し、そこから奨学金を現金のユーロに換えたり、お店でカードが使えるところはそれで払っています。
ただ、逐一日本の銀行口座からユーロに替えると、普段意識しない隠れコストを支払うことになり、少しだけ損をするそうです。
例えば、ATMから100ユーロを引き落としたとき、日本の口座からどれだけお金が落ちるかを3回試しました。
1回目:13,847円(1ユーロあたり138.4円)
2回目:13,714円(1ユーロあたり137.1円)
3回目:13,690円(1ユーロあたり136.9円)
今年の9月は1ユーロ=132〜136円だったので、3つの結果から少し多めに日本円が引き落とされている事が分かります。
一方、海外送金サービスTransferWiseで、家賃を「JAPANネット銀行の口座から、ドイツ銀行の口座に送金した時の結果」がこちら。
26万円をユーロに換えようとしたところ、1929ユーロ(1ユーロ134.7円)と言う結果になりました。また、このTransferWiseは、換金の処理中にレートが変わると、処理終了時点でのレートが適用されてお金が送金されます。
僕の場合は少し得をして、処理終了後、26万円が1947ユーロ(1ユーロ133.5円)になりました。ATMで引き落とした時の最大値1ユーロあたり138.4円とTransferWiseでの最低値1ユーロ133.5円を比べると、1ユーロあたり5円の差があります!
僕は留学中に、現金を引き落としたい時、100ユーロ単位でATMから現金を受け取るのですが、100ユーロごとに500円ぐらい違いが出てくるのですね。これを3回繰り返すと、1500円ぐらいになります。
・TransferWiseの仕組み
簡単にTransferWiseの仕組みを説明すると、この会社は各国に銀行口座を保有しており、日本からヨーロッパに海外送金したいAさんは、TransferWiseの日本口座に入金し、手続きを開始。また一方で、ヨーロッパから日本に海外送金したいBさんは、TransferWiseのヨーロッパ口座に入金。Aさんはヨーロッパの口座から、Bさんは日本口座からお金を引き出す事で、実際にはTransferWise側がお金を海外送金する事なく、会社の口座内だけで完結させてお金を移動させています。
・注意点
TransferWiseを使用する際の注意点をいくつか。
1つ目:最初の個人認証に結構時間がかかる。
私は1週間ほどかかりました。送金したい金額を入力した後、日本人の場合は「マイナンバーカード」の写真を撮影し、アップロードする事で、個人認証を行わなければ、手続きが進みません。海外留学する前に、マイナンバーカードを作っておき、スキャンや写真を撮っておくとスムーズです。(マイナンバーカードを作っていない人は、運転免許証や保険証などで代用できますが、その他の書類も付け足す必要があり、より時間がかかります。)
2つ目:海外の口座を開設しなければならない。
私の場合はドイツ銀行(Deutche Bank)で口座を開設しました。学生の場合(というか30歳未満?)は口座開設料・維持費が無料だったからです。その開設には、学生証・住居証明証などの書類が必要で、少し手間がかかります。急いで家賃を振り込まなければならない際は、早めに動く必要があります。
今回紹介した金額は一例ですが、TransferWiseを使った方がお得であるのは間違いなさそうなので、積極的に使っていこうと思います!海外留学中の皆さん・これから海外留学に行こうとしている皆さん、賢く海外送金をどうぞ!